政清 莉穂Riho Masakiyo
保健福祉学部コミュニケーション障害学科
澳门皇冠3年4月より保健福祉学部保健福祉学科コミュニケーション障害学コース
プロフィール
広島市立基町高等学校出身。
2020年に保健福祉学部コミュニケーション障害学科に入学。患者さんに寄り添える言語聴覚士になるため日々学修に励んでいる。
人と話すのが大好きで、普段から家族や友人とのコミュニケーションを大切にしている。代表として運営している学生団体では、話す力を活かして他大学の学生や医療現場で働く人たちをつなぎ、交流や意見交換を積極的に行う。活動においては多くのインタビューをはじめ、事前準備から言葉選びなど細かな部分まで気を配ること、努力家な一面が様々な人の共感を得て、活動の原動力となっている。
好奇心旺盛で何事にも挑戦できる性格を活かして、学生ブランドアンバサダーとしてこの大学案内の運用にも2021年3月より関わり、充実した学校生活を送る。
学びの原点はたくさんの人とつながること、
患者さんに寄り添える言語聴覚士を目指して。
私は国公立大学で唯一、言語聴覚士の国家試験受験資格が得られるコミュニケーション障害学科で学んでいます。高校2年生で難聴を経験し、その時思うようにコミュニケーションが取れなかったことをきっかけに、言語聴覚士を目指すようになりました。
言語聴覚士はことばによるコミュニケーションに問題がある方に寄り添い、自分らしい生活を構築できるような支援、摂食障害や嚥下障害のサポートを行います。対象は小児から高齢者まで幅広く、理学療法士や作業療法士と並ぶ国家資格です。しかし日常生活の中で言語聴覚士に出会う機会は少なく、あまり知られていない専門職でもあります。コミュニケーション障害学科では専門的な知識や技能の修得だけでなく、患者さんの気持ちを理解し、支援するために必要なコミュニケーション能力を養うことのできる講義が数多くあり、より実践的な環境で学ぶことができます。
学内の学修はもちろん、課外活動にも力を入れています。昨年度(澳门皇冠2年度)、澳门皇冠の影響で思うように学内で活動できなかったことをきっかけに2つの団体を立ち上げ、代表として活動しています。1つ目は医療福祉系学生の同級生の集まり「学生団体コネクト(つながる1st?つながる2nd)」です。新潟や愛知、広島、宮崎など全国から集まった30人のメンバーとともにオンラインイベントを開催し、それぞれの学修分野についての情報?意見交換やテーマに合わせたグループディスカッションを中心に活動しています。2つ目は「メディカルゼミ」という団体です。ここでは医師や薬剤師、言語聴覚士、患者さんなどにお話を伺い、そのお話をもとにオンラインイベントを開催しています。
私がこれらの活動の中で特に印象に残っているのは、訪問診療をされている内科医の方へのインタビューです。実際に患者さんやご家族と関わられているからこそ、お話させていただく中でチーム医療の必要性?重要性を改めて感じました。大学の講義で学んだことが臨床現場において実践されているという実感を得ることができ、とても貴重な経験になりました。
今後も多くの方とのつながりや対話を通して、多種多様な視点や価値観に触れ、自身の人間力を高めたいです。最近では小児分野に関心があり、発達障害や知的障害、吃音を持つ子どもやそのご家族をサポートできるような知識や人間性を身につけたいと思っています。患者さんに寄り添える言語聴覚士を目指し、将来医療従事者の一員として活躍するという自覚を持って学んでいきたいです。