先輩教えて!
けんひろのこと
- インタビュアー
- 上野
- インタビュイー
- 市河くん
- インタビュイー
- 田中くん
市河くん
生物資源科学部 生命環境学科 生命科学コース 2年
(広島県立尾道北高等学校 出身)
田中くん
生物資源科学部 地域資源開発学科 2年
(福岡県公立古賀竟成館高等学校 出身)
- インタビュー日
- 2022.2.22
集中して研究できる理系の集まり、庄原キャンパス
- 上野
- では早速インタビューを始めていきたいと思います。よろしくお願いします。
まず、県立広島大学を選んだ志望動機を教えてください。
- 田中くん
- 植物工場に興味があって、県立広島大学では農業の基礎から現代の農業まで幅広い分野を学ぶことができるので志願しました。
- 上野
- 田中君の地域資源開発学科は、入学時新しい学科でしたが実際に入ってみてどうでしたか?
- 田中くん
- 植物工場が新しくでき、前よりも農業が勉強しやすい環境が整ってきているなと感じます。地域資源開発学科は農業や食品について学べる学科だけど、食品と農業と経営っていう3つの軸があります。1.2年生のうちにそれぞれに触れてみてそれを踏まえて3.4年生で行く研究室を決めて好きな研究をする。といった形になっているから、農業をするだけでなくて、食に対しての経営面とか、あと、ただ単に美味しい美味しくないといったことではなくてその成分がどういった意味を成しているかなどの深い所まで学修することが出来るというのがいい所だなって感じてます。
- 市河くん
- 他大学は4年生からなんだけど、県立広島大学は3年生から研究室配属があるから2年という長い間、集中して研究ができるって言うのは大きなメリットだよね。
- 上野
- コロナ禍での大学生活を2年間過ごしてみてどうですか?
- 市河くん
- 1年生の時は自分たちがオンライン授業の最初の世代だったから、先生たちも課題の適切な量が把握できてなかったり、自分たちも初めてだらけで友達もいなかったから戸惑っちゃうことが多くて大変だった。でも、友達ができて教え合ったり、先生も学生もオンライン授業に慣れると、朝の準備が要らなかったりするからいいよね。
- 田中くん
- あと、オンデマンドっていうその時間に受けなくても空いたときに動画見て課題するっていう形式の授業もあって、それは平日にバイトとかもしやすいからいいよね。
- 市河くん
- あと、入学して実感したけど、他のところではやってないような研究をしてる先生が多いから面白いよね。誰もやってないような研究が多いから専門的なものが多い。
サークルでの学び
- 上野
- お二人はサークル活動などしてますか?
- 市河くん
- 自分は最初の方は課題が大変だったこともあって、サークルに入っていなかったよ。サークルに入る?入らないはどちらもメリットがあると思う。例えばサークルに入れば、今はコロナで少ないけど飲み会の機会も増えるよね。飲み会で鍛えられる能力も確かにあると思う。サークルに入らなかったら、身軽で勉強に集中できるよね。サークルに入っていない分バイトに力を入れることもできるから、サークル同様に上下関係を学べたり、仕事によっては接客や会計とかお金を扱う仕事で、社会に出たときに大切なことを学べたりする可能性もあるね。
- 上野
- 自由な大学生ならではの楽しみもあるし、入らないっていう選択肢もあるよね。田中くんはどうですか?
- 田中くん
- 自分は白楊祭の実行委員会をしていました。
- 上野
- 白楊祭って言うのは庄原キャンパスの文化祭ですよね。
- 田中くん
- そうそう。確かに大学生は勉強が大変とか遊びたいっていう気持ちもわかるけど、白楊祭を通して得られるものもたくさんあって良い経験だった。
- 市河くん
- 自分は起業したいなって思ってるから、全ての企画?運営をできないっていう点では物足りなかったから参加しなかったんよね。
- 田中くん
- いろいろしたいことがあって、案はたくさんあったけど、できないことも確かにあって、でもその失敗もいい経験になったよ。白楊祭は思い通りにできないからだめとかではなくて、制限のある中でどうやって自分がしたいことを実現するかっていう面白さがあるし。
- 市河くん
- 決められた中でってことね。たしかに、自分は参加してないけど、側で田中君の働きとかを見ていて、白楊祭の実行委員会に参加するメリットもいっぱいあると思った。
- 上野
- 面白そうですね。例えばどんなことが挙げられますか?
- 市河くん
- いろんな会社から協賛してもらってるから、そういった人との繋がりを大切にしたり、地域とのつながりを学べたりするよね。あと、今回はコロナでできなかったけど、本来は屋台とかいっぱいあって人もいっぱいくるわけやん。そうなると多くの学生が一丸となって盛り上げていくことが出来るっていうのはいいことだと思う。そういう目標に向かって実行委員や幹部だけじゃなくってみんなで盛り上げようと協力できる取り組みはいいね。
- 上野
- 実際に白楊祭を開催した田中君は何か白楊祭から得られたものはありますか?
- 田中くん
- コロナ禍で多くの規制がある中、新しい企画を実施できたこと。他の企業さんとのつながりや多くの意見を得られたな。新しい企画って言うのはオンラインのゲーム大会で、コロナ禍で今の時代に合った、オンラインで且つたくさんの人が遊べるような企画をすることができて、それを最後までみんなの力を合わせて実行することが出来たのがいい経験でした。
みんな注目!バイト事情!
- 上野
- 先ほど市河君が少し話していましたが、バイト事情とかはどういった感じですか?
- 田中くん
- バイトには困らないと思う!!
- 上野
- バイト先は多いってことですかね。具体的にはどんなバイトがあるんですか?
- 市河くん
- 塾講師とかコンビニとか、飲食店とか定番なところはもちろんあるよね。
- 田中くん
- 珍しいものだと、学校の植物工場とか、教授のお手伝いみたいなバイトもたまに募集してるよ。あと、面接は受かりやすいのかな。バイトができなくて困ってるって言うのは聞かない。
- 市河くん
- 1.2年は送迎付きのバイトしてる子が多いかな。農業体験みたいなバイトとか近くの、備北丘陵公園とか。ちなみに備北丘陵公園の冬のイルミネーションは綺麗だから一度はみんな行くよね。
- 田中くん
- 友達の紹介で面接なしで入れるようなものや、送迎付きの日雇いのバイトもあります。日雇いのバイトは現金手渡しだったりするから学生にはありがたいね。
- 上野
- 繋がりがなくても、学校からアルバイトの求人のメールが来たり、みんな求人アプリとかで探して何かしら見つけたりしてるもんね。
- 市河くん
- 庄原で暮らしてると、やっぱり地域の人との繋がりもできるから、都会じゃ体験できないような珍しいバイトを地元のおじちゃんとかに頼まれたこともあるよ!
自然いっぱい!みんな仲良し!思い出いっぱい!
- 上野
- けんひろ(庄原キャンパス)で過ごしてみてどうですか?来て良かったなって感じることはありましたか?
- 田中くん
- ?自然がいっぱい
?勉強に集中できる
- 市河くん
- ?先生との距離が近い
- 上野
- 市河君は先生との距離が異様に近いよね(笑)
- 田中くん
- 確かに市河君は距離近いよね(笑)
でも他の大学を知らないけど、今までの経験からは親しみやすい先生が多くて先生との距離が近い学校だとは感じてる(笑)
- 上野
- その中でも生物資源科学部 生命環境学科 生命科学コースは特に近いのかもね(笑)
- 市河くん
- あといい所は、一つの学部しかないから人が少ない分仲良くなりやすいよね。
- 田中くん
- うんうん。バイト?学部?サークルなどで先輩後輩とも仲良くなりやすいし、仲良し男女グループとかも普通にあるもんね。もちろん、そういった中で恋に落ちている人もいますね(笑)。
- 上野
- いますね(笑)。
- 市河くん
- いますね(笑笑笑)。
- 田中くん
- 関係が深い分、恋バナとか噂話は凄い速さで広まっちゃうことがあるけどね(笑)
- 田中くん
- コロナで食糧支援があって、それでお米とかカップ麺とかもらえたのはありがたかったな。あと、学校で栽培した野菜を授業で貰ったり、野菜や果物を売店で安く買えるのは一人暮らしには凄い助かったな。
- 市河くん
- コロナに配慮した遊びも多くて、オンライン飲み会とか、オンラインゲームとかは一時期はまってよくしてたな。
- 田中くん
- 俺は学科の友達で集まってバスケとかドッジボールをしたこともあって学科の友達と仲良くなれた思い出もあるよ。
- 田中くん
- 庄原は、少し立地が悪い代わりに車を持っている人が多くて学校まで車通学できるっていうのは大きな特徴だよね。
- 市河くん
- 車持ってると行動範囲広がるし、ドライブデートとかも出来ちゃうもんね(笑)。
- 田中くん
- 冬は雪が降るからスタッドレスタイヤは必須だけどね。
- 市河くん
- 逆に冬は雪が降るから、雪だるま作ったり、雪合戦したり、スキー場とかも近くにあるからウィンタースポーツできるっていうのはいいよね。
- 田中くん
- あと庄原は個人経営のオシャレなカフェが多いよね。そしてボウリング場がある!庄原は田舎という印象があるかもしれないけど、ボウリング場があって遊べるよ。
- 市河くん
- 最終的には誰かの家に集まって一緒にご飯を食べるとかに落ち着くよね。
- 上野
- 庄原は実家通いが少なくて、ほとんど一人暮らししてるから自由で時間を合わせたりはしやすいよね。
- 田中くん
- 冬の夜に星が綺麗でみんなで30分くらい眺めてた。寒かったけど(笑)他にも、上野公園の桜、カブトムシ捕り、散歩も増えて健康的だよ。
寮生活の実態!?
- 上野
- 庄原キャンパスには学生寮があって、毎年1年生の多くがそこで集団生活をしているから友達ができやすいよね。寮も庄原の友人関係の深さを形成する大切なものだよね。私と市河君は経験しているけど思い出とかってある?
- 市河くん
- 寮とか学校の近くに牧場があって、そこにいる猫とか可愛いヤギとかと触れ合えるのは癒されるね。ただたまに牛さんの匂いが香ってくることもあるけどね(笑)。あと寮はカメムシが出ることもあったね(笑)。廊下にいたり、服に付いてたり……。
- 上野
- 私も寮だったんだけど、みんなが言うほど私はカメムシ目撃してないんよね。
- 田中くん
- 人によるのかもね。
- 上野
- そうだね。でもこうしてカメムシで盛り上がれてるのもいい思い出だよね(笑)
あと、寮の思い出としては洗濯機の争奪戦とかもあったよね。同じ階で共用の洗濯機を使うんだけど、一つしかないから、ピーって音が鳴った瞬間にダッシュしてた(笑)
- 市河くん
- それめっちゃわかるわ~(笑)
- 田中くん
- 俺は寮には入ってなかったけど、友達はできたし、やっぱ庄原キャンパスは学生同士の繋がりが深いよね。地域資源開発学科は農業実習があるから、コロナ禍でも様子を見ながら他の学科と比べると対面が多かったって言うのはあるよね。
庄原キャンパスの学生寮は澳门皇冠6(2024)年3月末をもって閉鎖します。詳細は下記をご覧ください。
庄原キャンパス学生寮 閉鎖のお知らせ
高校生へのメッセージ~勉強とバイトは大切~
- 上野
- 高校生へ向けて何か伝えたいことはないですか?
- 田中くん
- コロナで思うように遊べてはないけど、勉強面でも、プライベートでも悪いことだけじゃなくてコロナによって引き起こされた変化で恩恵を受けたこともあるし、充実した大学生活を送れているから大丈夫だよ。
- 上野
- コロナの時代で行動が制限させちゃうのはどこの大学に行っても同じだから、その中でどれだけポジティブに考えて行動して、生活できるかが勝負だよね。市河君はどうですか?
- 市河くん
- 正直、大学は遊びに行くところだと思っていたけど、そこまでそんなことはなかった。特に理系はね。もちろん高校生や社会人と比べると自由だし遊べるよ!勉強の内容が専門的になって面白さを感じれるようになったから勉強へのモチベーションが上がって、積極的に取り組めるようになったな。
- 上野
- 大学の勉強は自主的にやらないと本当に差がでちゃう点において大変だけど、内容自体は面白いものが多いから、高校と比べると嫌いな教科の勉強をすることがなくなったから楽になったよね。
- 田中くん
- バイトをして社会経験をすることをオススメします!先輩との繋がりを作っておくことは大切だよね。テストの過去問をもらえたり、研究室配属を決めるときにいろいろ参考になる話を聞けるからね。
- 上野
- そうね、バイトと先輩との繋がりは大学生にとってめっちゃ大切だよね。
- 市河くん
- あと、自分は、入学前は食品に興味があって、お菓子の商品開発?研究みたいなことをしたかったんだけど、2年間でいろいろな先生の話を聞いてるうちに生殖系に興味が出てきて、今現在、生殖系の研究室に決めて入学前には考えられなかった道に進んでるから刺激がたくさんあって楽しいよ。
- 上野
- 私もそうだけど、2年間過ごしてみると入学前とやりたいことが変わったり、新しい職業を知って就職の選択肢が広がったりするから、目標がある人も、迷ってる人もしっかりと勉強してれば何かしら将来像みたいなのができてくるよね。
社長に!!!俺はなる!!!!
- 上野
- 勉強面や将来のことなど、今後の夢や目標などありますか?
- 市河くん
- 3年生から始まる研究室についてだけど、自分自身が焼肉屋でアルバイトしていることもあって、とある講義で畜産の牛肉の話を聞いて面白いなって思ったことがあるの。みんなが普段食べているウシは全てメスで、牛肉は妊娠を経験したことのない牛が美味しくて、でもなかなか数も多くないし難しいから高価だったりする。人工授精させる技術で遺伝子を受け継がせたりしながら、雌牛の生産につなげていくような技術を学べるのは楽しそうだなって思ったから、研究室はでそういう生殖系の知識や技術についてしっかり学んでいきたいな。
- 上野
- 以前、社長になりたいと話していましたが、実際のところどうなんですか?
- 市河くん
- 自分は起業したくて、ウシか胚培養士で稼ぎたいなって思ってて、
- 上野
- 胚培養士とはざっくり言うと、不妊治療の技術者のことですよね。
- 市河くん
- そうそう。自分の行く山下先生の研究室では、さっき話したウシの生産だけじゃなくて、胚培養士になれる将来があるから、胚培養士になって社長になって、クリニックを建てて、それを全国展開させて、そしたら起業家として働いて、その資金で、胚培養士のクリニックだけじゃなくていろんなことに手を出したいなって。
- 田中くん
- 起業家って言うのはコンサルタントみたいなこと?
- 市河くん
- ゆくゆくは起業コンサルタントみたいなこともやってみたいなって思ってるよ。とにかくお金を稼ぎたくて、年商10億円とか言ってみたいもん(笑)。それで、胚培養士に関する本とか出版してみたいよね(笑)。知らないことが多いから、クリニックを建てて本当に人が来るのかなとかまだまだ、不安要素がたくさんあるからこれからもっと頑張らないといけないなって思ってます。
- 上野
- 夢が膨らみますね。本日はインタビューありがとうございました!
インタビューを終えて
今回は仲のいい同級生にインタビューしたので、リラックスして行うことが出来ました。友達とこういった真面目な話をする機会はなかったので、初めて知ったことも多く、とても楽しい時間でした。今までの思い出を話しながら思い返してみると庄原キャンパスのいい所がたくさん見えてきました!伝われ~!