地域×IoT×学生 高野町で始まるスマート農業の第一歩
2025年3月に開催されたラズベリーパイを活用した農業センサの講習会を契機として、このたび庄原市高野町のトマト農家のハウスに、実際に環境センサを設置する取り組みが行われました。
今回は、地域資源開発学科の谷垣、古山の両教員に加え、学生1名が参加。講習会で紹介した技術を、農業現場で実際に活用する第一歩として、現地のハウス内にセンサを取り付け、温度や湿度、照度などを常時記録?送信できるシステムの導入を行いました。
設置されたセンサは、ラズベリーパイを中心とした構成で、低コストながらも安定した環境モニタリングが可能です。今回の設置では、学生自身が配線や機器の固定作業を行い、実践的な技術を現場で学ぶ機会にもなりました。
今後は、取得したデータをもとに、作業時刻の見直しや栽培環境の改善に向けた検討を農家の方々と連携して進めていく予定です。
本取り組みは、大学と地域が連携し、農業現場の課題解決にICT技術を活用する実践的な試みとして、今後の展開が期待されます。