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2021年(澳门皇冠3年)4月入学生から、看護学コースでは、看護師、保健師に加え、養護教諭(1種)を養成することになりました。
近年,核家族化や多様化した家族の機能と構造の変化,女性の社会進出,少子高齢化,インターネットの普及,食生活の変化等,子どもを取り巻く生活環境は急激に変化しています。これらを背景として,子どもの生活習慣の乱れやストレスによる心身の不調などメンタルヘルスの問題,アレルギー疾患,性に関する問題行動,虐待に起因する課題など,子どもたちの健康課題は複雑化?多様化しています。そのため、看護師資格取得の学修を基盤として、看護の専門職業人の強みを生かし、子どもたちの心と体の健康を支える「養護教諭(1種)」の養成を目指す課程がスタートします。
一般的には「保健室の先生」と呼ばれ、保健室を中心として学校の教育活動を通して、子どもたちの心と体の健康をまもりはぐくむ役割を担う存在です。けがや病気の手当て、勉強や友達関係の悩みの相談などで保健室の先生に助けられた経験がある人は意外と多いのではないでしょうか。それが「養護教諭」です。
養護教諭には1種免許状と2種免許状があります。
2種は保健師課程で所定の科目を履修すれば卒業後に申請できます。1種は、本学では看護師資格に加え、教職課程の科目を履修して取得できます。また、養護教諭になるためには教員採用試験に合格することが必要です。仕事内容は基本的には同じですが、2種免許状で採用試験に合格した場合は、できるだけ早い時期に1種免許状を取得する必要があるとされていますので、養護教諭として将来を考えている場合は、最初から1種免許状を取得することをお勧めします。
養護教諭課程は選択制です。1年次の終わりに希望者を募り、成績等による学内選考を経て選択できるようになる予定です。保健師課程との両立はできません。
免許状を取得するためには、看護学コースの科目に加え、養護教諭の教職科目(34単位)の修得が必要になります。詳しくは入学後のオリエンテーションで説明します。