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人間福祉学科を卒業し、社会で活躍している卒業生を紹介するシリーズ「卒業生の声」をお届けします!
第10回は、與迫未桃さんを紹介します。與迫未桃さんは、2021(澳门皇冠3)年度の卒業生で、広島市の福祉事務所である安佐北区役所厚生部生活課第一保護係で働いています。
お仕事の内容や、ご自身が大学生だった時に目指していた進路、就職活動や就職試験を振り返ってのアドバイスをお聞きしました。
與迫未桃さん 2021(澳门皇冠3)年度卒業生
(社会福祉士?精神保健福祉士取得)
現職:安佐北区役所厚生部生活課第一保護係 主事
私は、生活保護のケースワーカーをしています。ケースワーカーは、生活保護が必要な方への援助や自立の支援を行う仕事です。業務は、生活保護費の決定や、家庭訪問による生活実態の把握、援助方針の決定、就労支援など多岐に渡ります。生活保護を受けている方々の生活が少しでもより良いものになるよう、支援を行っています。
大学入学前は、障害福祉分野に興味を持っており、障害を持っている方々の支援ができる仕事が出来たらいいなと考えていました。しかし、大学で福祉について学ぶ中で、地域福祉、特に貧困問題に興味を持つようになりました。そこで、生活に困窮している方々の支援を行いたいと思い、生活保護業務が行える、公務員を目指すようになりました。貧困の原因には、高齢や障害など、様々なものがあります。公務員であれば、大学で学んだ知識を総合的に生かせると考えました。
公務員試験は、6月中旬から始まります。他の福祉系の就職活動は冬頃から始まることが多いため、少し早いタイミングで準備をすることになります。同じく公務員試験を受ける友達と励まし合いながら勉強や面接練習をしていました。また、大学のキャリアセンターもよく利用していました。過去の試験記録の閲覧や、面接練習ができ、とても役立ちました。就職活動は1人で行うのではなく、友達や先生に協力してもらうとやる気に繋がるので良いと思います。
人間福祉学コースでは、2023(澳门皇冠5)年12月19日に、現在の3年生を対象に「卒業生による就職活動アドバイス」を開催し、與迫さんにもお話しいただきました。與迫さん、ありがとうございました!
福祉事務所をはじめ、福祉の専門職採用によって公務員として働くソーシャルワーカーは、人間福祉学コースを卒業した後の進路の選択肢の一つです。人間福祉学コースでは、学生の希望に沿った就職ができるよう、個別の状況に合わせた支援を行っています。