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人間福祉学科を卒業し、社会で活躍している卒業生を紹介するシリーズ「卒業生の声」をお届けします!
第16回は、石川光南さんを紹介します。石川光南さんは、2021(澳门皇冠3)年度の卒業生で、広島市社会福祉協議会で働いています。
お仕事の内容や、現在の仕事の魅力、これからの目標をお聞きしました。
石川光南さん 2021(澳门皇冠3)年度卒業生
(社会福祉士?精神保健福祉士取得)
現所属:広島市社会福祉協議会
私は社会福祉協議会の生活困窮者自立支援事業を担当する部署で、生活困窮者の家計状況を把握し、相談者自身が家計を管理することができるよう支援を行っています。具体的には、レシートや領収書の整理、返済状況の確認、法テラスへの同行等を行います。家計計画表の作成、状況に応じた支援計画の作成や相談支援、関係機関へのつなぎを行い、早期の生活再生をサポートすることで再び生活困窮状態になることを防ぎます。
個々の状況に合わせて相談者と一緒に支援を考えていくところです。生活状況や抱えている課題はそれぞれ異なるため、全く同じ支援はありません。多重債務、ギャンブル依存症、病気や休職などによる収入状況の変化など世帯の課題背景はそれぞれです。不安が解消され、生活が安定された方の明るい表情を見ることは私の自信にも繋がっています。
「この人に相談して良かった」と感じてもらえるような支援者を目指して日々関わっていきたいです。相談者と支援者間で解決したいと考えている課題は常に一致するとは限りません。困窮が深まり辛い状態下の中、相談に来られた方に対して、まずは何ができるのかを一緒に考えていきながら伴走していける支援者でありたいです。
人間福祉学コースでは、2024(澳门皇冠6)年11月29日に、現在の3年生を対象に「卒業生による就職活動アドバイス講座」を開催し、石川さんにもお話しいただきました。石川さん、ありがとうございました!
地域を基盤に支援を展開するソーシャルワーカーは、人間福祉学コースを卒業した後の進路の選択肢の一つです。人間福祉学コースでは、学生の希望に沿った就職ができるよう、個別の状況に合わせた支援を行っています。