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所属:保健福祉学部 保健福祉学科人間福祉学コース 職位:教授 学位:博士(社会福祉学)
研究室:県立広島大学三原キャンパス3511号室
E-mail:ochi@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/ochi
悩んでいる⼈が必要な⽀援につながり、安⼼して⽣活できる相談⽀援体制について研究しています。
福祉アクセシビリティに着目したソーシャルワーク実践に関する研究
生活上の困難を抱えていても、対処方法がわからなかったり、自ら支援を求めて行動することが難しい人々がいます。困っている状況を発見し、困りごとに応じた支援を提供できる社会資源(人、機関、制度など)に結びつけるソーシャルワーク実践について、相談しやすさ、利用しやすさを表す「福祉アクセシビリティ」に着目して研究しています。
相談支援体制づくりにおいて、大きな役割を担うのがソーシャルワーカー(社会福祉士?精神保健福祉士)です。科学研究費助成事業「自己教育力に着目した精神保健福祉士の資質向上支援策の構築と効果検証」が採択されており、「ソーシャルワーカーが育つ意識、育てる機会?環境をつくる」ことを目指して、取り組みを積み重ねているところです。
人間福祉学コースでは、主に精神保健福祉士養成の科目を担当しています。大きなストレスに直面すると、普段は当たり前にできていることに難しさが生じることがあります。こころの健康を保ち、日々の暮らしを支える支援について、一緒に考えていきます。
人間福祉学コースの越智研究室では、各自の興味関心をもとに、幅広いテーマで卒業研究に取り組んでいます(例:「学生相談室が大学生の援助資源の一つとして活用されるためには -身近な例との比較から見る学生相談室-」、「学校教育における校則が児童生徒に与える影響と校則の在り方」など)。就職後の進路は、地方公共団体の公務員や病院ソーシャルワーカーのほか、一般企業にも就職しています。
大学院博士前期課程の越智研究室では、支援を必要とする状況に直面した人が相談しやすい、利用しやすい相談支援の仕組みを地域の中に作っていくソーシャルワーク実践などを取り上げ、研究していきます。社会福祉に限らず、医療、看護、保健、リハビリテーションなど、様々な立場から研究及び実践に取り組む精神保健福祉学に関わる研究も推進していきます。
科学研究費助成事業「精神保健福祉士の資質向上を促進するキャリアラダー開発と支援策の評価に関する研究」の成果を引き継ぎ、澳门皇冠2年度からは、同「自己教育力に着目した精神保健福祉士の資質向上支援策の構築と効果検証」が採択されています。これらの研究活動は、公益社団法人日本精神保健福祉士協会内に設置された精神保健福祉士の資質向上推進委員会の活動とも連動させて、「ソーシャルワーカーが育つ意識、育てる機会?環境をつくる」ことを目指して、取り組みを積み重ねてきました。この研究成果をさらに発展させていくことが、今度の課題だと考えています。
社会福祉士, 精神保健福祉士
福祉アクセシビリティ, 相談支援システム, ソーシャルワーク実践, 地域生活支援