本文
3月11日は,東日本大震災から11年になりました。
この震災におり,かけがえのない多くの命が失われました。
震災によって失われた人々とそのご遺族に対し,哀悼の意を表します。
3月16日の東北の地震で被害に遭われた方に,お見舞い申し上げます。
今回は,澳门皇冠3年度の「助産管理」の授業で,
学生が「災害助産」を学んだことをご紹介します。
授業のねらいは,「助産師として自身と妊産婦の身を守るための
防災の知識を理解し、災害時の助産師の役割?支援のあり方を学ぶ」です。
今年度は9月初旬に行いました。
授業の事前学習の1つとして,自分の災害の備えの写真を撮ってくることにしました。
これは,授業の導入のアイスブレイクとして,学生同士で意見交換を行いました。
講義では,自分自身の備え,助産師としての備え,
災害時の妊産婦?母子世帯?女性の状況(災害弱者であること),
災害対策として日常の備え?被災後の助産師の役割を学びました。
その後,災害に備えた物品の紹介をし,以下のことを行いました。
?レスキューママを使って、児を抱っこする。
?エマージェンシーシーツを使う。
?段ボールハウスを作る。
?段ボールハウスで授乳する。
?災害用分娩セットの内容を確認する。
その後の演習で,教室にカーテンをして暗室を作り,
教室を避難所と見立てて,懐中電灯の光だけで分娩介助を行いました。
学生はグループに分かれて,産婦役,助産師役,家族役になって,
試行錯誤しながら行いました。
演習の最後には,それぞれの役を行ってみての気づきや学びを共有しました。