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十分な感染症予防に努めながら、3年次生が学内でOSCE(客観的臨床能力試験)を受けました。
OSCEとはObjective Structured Clinical Examinationの略で、日本語では客観的臨床能力試験と訳します。
理学療法学科では、平成26年度から「理学療法模擬患者演習Ⅱ」において、OSCEを実施しています。
今年度のOSCEは例年よりも少し早めの1月19日水曜日に実施しました。
3年次生は、昨年末より学生同士で実技練習を重ね、当日の試験に臨みました。
「理学療法模擬患者演習Ⅱ」講義では、学生同士で患者役や理学療法士役に分かれて実技練習を行います。
OSCEでは、臨床業務に従事している理学療法士である本学の大学院生?卒業生、そして本学名誉教授をお招きして、疾患を有する患者役を演じていただきました。
例年、6症例のステーションを準備し、各学生は異なる中枢系?整形外科?内部障害など3ステーションの模擬患者に対し、理学療法評価?治療を実施し、試験官の教員2名が態度面や知識?技術面を評価します。
今年度は、感染予防のために最大限の対策を講じ、事前準備や健康観察を徹底した上で、縮小した形式で実施しました。
学生同士の演習とは異なる緊張感のなか、学生はOSCEに挑んでいました。
感染予防に努めながらの実技練習で、例年以上にかなり緊張している様子でしたが、現時点での自身の知識?技術レベルが把握でき、今後の課題が見えたのではないでしょうか。
今回のOSCEを通じて自身の課題を見つめ直し、2月より始まる臨床実習に向けて、
引き続き実技練習を継続して欲しいと思います。
我々教員もOSCEの結果をしっかりと分析し、それぞれ専門科目の理解度や技術練習の不足を認識することで、補講の検討や今後の改善に活かしたいと思います。
今年度も、澳门皇冠感染の拡大が懸念され、日々感染状況の確認と、対面での演習実施に向けた感染防止対策の徹底、そして綿密な打ち合わせを行い、無事に演習を終えることができました。
3年次生の皆さま、お疲れ様でした!!OSCEに向けて技術練習の集中対策を実施してくれたチューターの先生、対面実施実現に向けて準備下さった担当の先生方、ありがとうございました。